副業せどりで安定的に稼ぐには、「リサーチ力」がすべてと言っても過言ではありません。
とはいえ、Amazonで1つずつ手動で調べていては時間も手間もかかりすぎて、非効率になりがちです。
そんな中、初心者でも使いやすく、無料でも強力な機能が使えるリサーチツールとして注目されているのが「イーリサ(Eresa)」です。
イーリサは、商品の価格推移や出品者数の変化、ランキング波形などを視覚的に確認でき、
「この商品は本当に売れているのか?」「いくらで仕入れれば利益が出るのか?」といった疑問にデータで答えてくれます。
しかも、ランキングの波形グラフが無料で見られるのは、他のツールにはない大きなメリット。本記事では、そんなイーリサの基本機能から使い方、活用テクニックまでを初心者向けにわかりやすく解説していきます。
ツールに頼らない“勘仕入れ”から卒業し、データに基づいた効率的な仕入れ判断を身につけていきましょう!
イーリサとは?基本概要とできること

イーリサ(Eresa)は、Amazonの販売データをもとに商品リサーチを効率化できるせどり専用ツールです。
Webブラウザ上で動作し、Amazonの商品ページのASINをもとに「価格推移」「ランキング波形」「出品者数の変化」などを視覚的に確認できます。
無料でもある程度の情報が見られるため、初心者が最初に導入するツールとして非常に人気があります。
ここでは、イーリサの基本的な概要と、どんなことができるのかを紹介します。
◆ イーリサってどんなツール?
イーリサは、もともと「モノレート」終了後の代替ツールとして開発され、
モノレートに近いUI(使いやすい画面構成)とデータ表示で、
直感的に“売れ筋商品かどうか”を判断できるのが特長です。
主な機能は以下の通りです:
- ランキング波形グラフ(※無料で閲覧可)
- 出品者数の推移
- 新品・中古の価格変動グラフ
- 過去の販売履歴
- 仕入れ利益シミュレーション(FBA計算)

特に、無料ユーザーでもランキングの動き(ギザギザ)を視覚的に確認できるのは大きなポイント。
これにより、売れ行きや回転率の高い商品を見極めることができます。
◆ 無料プランと有料プランの主な違い
イーリサには無料プランと有料プラン(月額2,000円~)があります。
以下に両者の主な違いをまとめました。
機能 | 無料プラン | 有料プラン |
---|---|---|
ランキング波形 | ◯(表示可) | ◯(詳細データ) |
価格推移グラフ | ◯ | ◯ |
出品者数推移 | ◯ | ◯ |
大カテゴリーランキング | △(TOP1000位まで) | ◯ |
ASIN一括出力・CSV管理 | × | ◯ |
詳細分析(販売回数など) | × | ◯ |
商品の出品や価格改定 | × | ◯ |
無料でも十分すぎるほどの情報が確認できるので、「まずは試してみたい」という初心者に最適な設計になっています。
◆ せどり初心者に向いている理由とは?
- 無料でランキング波形が見られる
- シンプルなUIで感覚的に使える
- モノレートに近い構成で、旧ユーザーも馴染みやすい
- 価格・出品者数・売れ行きの「3点セット」が一画面で確認可能
- 利益計算までワンストップで行える
このように、リサーチ初心者でも直感的に“売れる商品かどうか”を判断しやすいのがイーリサの魅力です。
イーリサを使った商品リサーチ手順
イーリサは「ASINを入力して検索する」だけのシンプルな操作で、初心者でもすぐに使いこなせるのが魅力です。
ここでは、具体的なリサーチの手順と、注目すべきポイントをわかりやすく解説します。
◆ ステップ①:ASINを取得してイーリサに入力

まずはAmazonの商品ページからASIN(商品コード)を取得します。
ASINは、商品ページの「商品情報」欄に記載されている10桁の英数字です。
次に、イーリサ公式サイト(https://eresa.jp/)にアクセスし、検索ボックスにASINを入力して「検索」をクリックします。

◆ ステップ②:ランキング波形グラフを確認する
検索結果ページでは、ランキングの波形グラフが表示されます。
この波形は、商品の売れ行きを示す重要な情報源です。

- ギザギザが多い=売れ行きが良い(=回転率が高い)
- 波形が平坦=売れていない商品
◆ ステップ③:価格と出品者数の推移をチェック
次にチェックすべきは、新品価格・中古価格の推移と出品者数の増減です。

- 価格が下がり続けていないか?
- 出品者が急増していないか?(競合が増えて利益が取りにくい可能性あり)
◆ ステップ④:FBAシミュレーターで利益を確認
イーリサには、FBA販売を前提とした利益シミュレーターが付いています。

- 仕入れ価格を入力するだけで
- Amazon手数料、FBA手数料などを自動計算し
- 最終的な利益・利益率を即座に表示
◆ ステップ⑤:仕入れ候補リストとして活用
気になる商品をリスト化し、あとでまとめて比較・分析するのも効率的です。
有料プランでは、ASIN一覧出力やCSV保存機能もあり、商品管理の効率化にも対応しています。

イーリサの便利な機能紹介【無料でも使える】
イーリサは、初心者でも使いやすいだけでなく、無料でも実用的な機能が揃っているのが大きな特徴です。
ここでは、特に役立つ機能を3つの視点から紹介していきます。
◆ ランキング波形を“無料で”見られる強み
せどりで最も重要な指標の一つが「ランキング波形(グラフ)」です。
Keepaなどの有名ツールでは、この波形グラフの閲覧が有料プラン限定であることが多い中、イーリサは無料で波形を確認可能。

- グラフがギザギザしていれば=売れている証拠
- 平坦で動きがない場合=回転が悪い商品
無料でここまで見られるのは、初心者にとって非常にありがたいポイントです。
まずはイーリサで売れ筋商品を見つけ、必要に応じて他ツールと組み合わせていくとよいでしょう。
◆ 出品者数・価格推移・過去データの可視化
イーリサでは、ランキング波形だけでなく、以下のようなデータも一画面で確認できます:
- 新品・中古の価格推移
- 出品者数の変化
- 過去の価格や出品者の動き
- 日付別ランキングの確認

これらの情報をまとめて見られる点が、イーリサの大きな強み。
データの変化を見ることで、今後の価格崩壊やライバル増加の兆候を事前に察知することも可能です。
◆ ASIN一覧出力やCSV管理(※有料向け)
本格的にリサーチや在庫管理を行いたい場合は、有料プランの活用がおすすめです。
有料プランでは以下のような便利機能が追加されます:
- 複数ASINの一括検索
- 商品リストのCSV出力
- 一覧での比較分析
- 出品制限チェック など

無料プランの制限(検索回数やASIN保存数)に物足りなさを感じたら、月額4,980円の有料プランを検討してみましょう。
イーリサを使った仕入れ判断のコツ
イーリサを使えば、「売れている商品かどうか」「今仕入れるべきかどうか」がデータで判断できるようになります。
ここでは、仕入れ判断で見るべきポイントと、それぞれの判断基準の目安を紹介します。
◆ ランキング波形は“ギザギザ”しているか?
まず注目したいのは、ランキングの波形グラフ。
この波形が「上下に頻繁に動いている=ギザギザしている」場合は、よく売れている商品と判断できます。
判断の目安:
- ギザギザの回数が多い → 回転率が高い
- 3か月で10回以上下がる波形 → 安定して売れている可能性大
- 波形が平坦 → 売れ行きが鈍い(仕入れは慎重に)

◆ 出品者数が増えすぎていないか?
次に見るべきは出品者数の推移です。
- 出品者数が右肩上がり → これから価格競争が激しくなる可能性あり
- 出品者数が安定 or 減少 → 競合が少なく利益を確保しやすい

判断の目安:
- 出品者数が急激に増加している → 要注意(利益圧迫のリスク)
- 長期間安定している → 価格が崩れにくく仕入れ対象として◎
◆ 過去の価格推移を確認する
価格推移のグラフからは、一時的に値上がりしているだけなのか?
それとも安定した価格帯なのか?が見えてきます。

判断の目安:
- 短期的に価格が急騰している → 一時的な高騰の可能性あり
- 長期間安定して価格が維持されている → 需要が安定している証拠
- 徐々に価格が下がっている → 市場価値が下落中かも
◆ 利益シミュレーションで“確実に黒字か”を確認
仕入れ判断で絶対に外せないのが「利益計算」です。
イーリサのFBAシミュレーターを使えば、仕入れ価格を入力するだけで実際の利益を即計算できます。

確認すべきポイント:
- 利益額が500円以上あるか?
- 利益率が20%以上取れているか?
- 回転率と利益のバランスが取れているか?
このように、イーリサを使えば「なんとなく仕入れる」から「データを根拠に仕入れる」へと変わります。
他ツールとの使い分け・併用のすすめ
イーリサは非常に優れたツールですが、他のリサーチツールと組み合わせることで、さらに正確で深い分析が可能になります。
ここでは、代表的な2つのツール「Keepa」「セラースプライト」との使い分け・併用のコツを解説します。
◆ Keepaとの違いと使い分け
Keepaは、Amazonの商品データを詳細に追跡できる高機能ツールです。
特に、価格・ランキング・カート価格の細かい変動をグラフで可視化できるのが強みですが、ランキング波形は有料プランでしか見られないという制約があります。
使い分けのポイント:
- 無料で売れ筋チェックしたい → イーリサ
- カート取得状況や最安値の精度を重視 → Keepa(有料)
イーリサでざっくり商品を選別し、Keepaで細かく確認する流れがオススメです。
◆ セラースプライトとの併用で市場全体を分析
セラースプライトは、中国輸入やOEM物販に強いツールで、キーワードリサーチや市場規模の分析に優れています。
Amazon上の「売れている商品」「上位セラーの戦略」「需要の傾向」を知ることができるため、ジャンル選定や新規参入判断に向いています。
使い分けのポイント:
- 個別商品の仕入れ判断 → イーリサ or Keepa
- 市場・カテゴリー全体の動向把握 → セラースプライト
たとえば、セラースプライトで売れ筋ジャンルを見つけ、イーリサで個別商品の販売実績を確認する、という流れも効果的です。
◆ 3つのツールを“役割分担”して使うのが理想
ツール名 | 得意なこと | 主な用途 | 無料範囲 |
---|---|---|---|
イーリサ | 回転・価格・出品者の推移 | 商品の仕入れ判断 | ランキング波形や価格推移が見られる |
Keepa | グラフの詳細分析・カート履歴など | 売れ行きの精密チェック | グラフ表示は有料プランが必要 |
セラースプライト | 市場分析・需要調査 | ジャンル選定・リサーチ戦略 | 一部機能のみ無料利用可 |
それぞれのツールの強みを理解して、「仕入れ判断はイーリサ」「詳細分析はKeepa」「戦略立案はセラースプライト」と適材適所で使い分けることが、副業せどりの成功につながります。
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